ほうせんご映画感想備忘録

ほうせんご/青野圭太が見た映画のタイトルと感想をメモります。全方面にネタバレ有。

『ミッドサマー』字幕

 


映画館でやっと見てきたよー

老人飛び降りシーン、グロい…………顔がグチャって…うう

友達と見たし、人がいなかったのでかなりヒソヒソ喋りながら見てしまった。

 


メンヘラ女に気をつけろ!って話

つづりがmidsummerじゃなくmidsommerだったんだけど、

スウェーデン語?だとこっちで夏至らしい。

 


自分の妹が両親ともども無理心中するってどういう気持ちなんだろうか…

天涯孤独になった主人公だからこそホルガ村の人間になってしまったんだろうし、

あるいは主人公を連れてきたペレも、途中から村に入った可能性あるよね?

故郷とは言ってたけど、本当かはわからんし。

幼少期に両親が死んでから連れてこられたのではって思った。

 


序盤から伏線と「ここは怖い村だぞ」のエッセンスが散りばめられている。

最初のはっぱでラリった主人公のシーンも、後にこいつは女王の素養があるぞ

とペレがより狙いを深めるシーンな気がする。

陰毛パイと経血ジュースのタペストリー、論文書きにきたならもっとちゃんと見とけ!気づけ!

 


グロシーンとかおそろしいけど、この時代になっても生贄なんてやってる変な村に連れてこられてしまった…ってだけですよね。

逃げ出そうとしたり、不敬な事しなければ殺されずに済んだのかなー?

でも大夏至祭だから9人の生贄はマストなんだよね…?

結局メイクイーンになったダニーはその後村の住人になるのかな?

個人的には、今回のビッグイベントの立役者となったペレと子供作りそうだなーと思った。

途中で出てくる肉パイ、あれタイミング的に老人の肉かな?と思ったんだけど違うかな…

屍肉を食って栄養を得た選ばれし男女を介してまた赤ちゃんとして生まれ変わる、

なサイクルの中に人肉を食べる儀式が入ってても不思議じゃないよね。

叡智を取り込む的な理由でみんなで食べそう。

などなど、考察はできる要素いっぱいあるけど、核心部分は語られてないので誰も分からぬ。

マレビトを殺して宝とするのはどこの文化圏でも同じなんですかね?

祟られる、とか思わないのかなー七人ミサキ的な。

 


サイモンの死体、谷山浩子じみたものを感じた!目からたんぽぽ生えちゃった

グロいのは最初のジジババ飛び降りだけかな?

後半の△燃やすシーンはもはやニコニコして見てしまった

クマ⇨家畜を食い荒らす悪しき精霊

と同一視した生贄を燃やす事で、

自分たちに正義のある勧善懲悪を模した儀式だからー祟りがないのかな、と

メイクイーンを選ぶダンスコンテストは、

死ぬまで踊らされた故事になぞらえて、死をはねのけるシャーマンを人為的に生み出す儀式だよね。

ラリった状態でのダンスなので、倒れる以前に踊り始めた段階で死者と看做されそう。

そんなシャーマンがメイクイーンなら、託宣の障害者を産むのもメイクイーンでは?

って思ったけど、近親相姦にならないよね。とかも思った。

まあ、そういう設定てだけなので…………

 


セックス後に赤ちゃんをかんじるのはエロマンガでよくありますね。

つまりあの映画の世界は大前提としてエロマンガの世界なのです。

エロスとタナトスなのです。

ディレクターズカット版なら、草原を走るプルプルおちんちんが観れたのでしょうか

それともよりグロくなったのか……こわいねえ

 


村が美しいので映画館で見てよかったなー

逃げられない環境もグッド。これ満員の映画館で見てたら死んでたな、と思った。

 


日本だと奇祭でトランス状態を生み出すならメジャーなのは酒だけど

向こうは薬物が主力なのかな、とか思った。

 


って感じで散らかった感想でした。おもしろかった。