ほうせんご映画感想備忘録

ほうせんご/青野圭太が見た映画のタイトルと感想をメモります。全方面にネタバレ有。

『悪人』

都市ボーイズはやせやすひろさんが罪の声回で「これ系の映画で一番」って言ってたので見た。

この日、罪の声の原作本を読んだばかりなのと、割と最近『怒り』を見てたので、いまいち……

満島ひかり、乱暴される演技上手くない?

腕を掴まれた時の「いってええ」の叫びがすげぇ良かった

ヒロインの人、なんか賞もらったらしいけど、田舎の出会いのない女はこんなに綺麗な笑い方しないだろ…とずっと思ってた。乱暴にセックスされた男にこんなに一途な愛を傾けるのもかなり気持ちがわからない……あと、なんでそんなほったて小屋みたいなところに逃げ込むの……殺人を犯した祐一はともかく、この女は祐一の「悲劇の」彼女として悦に浸ってる感じですごく嫌だった。

樹木希林の老人全部こんな感じじゃない!?老婆が嫌な目に遭ってるの嫌だ……本能的に見たくない

最後殺害場所に祐一がプレゼントしたスカーフが巻かれてるのが切なかった……

後味悪い………

 

被害者の両親、マスオを殴れずに帰ってきた旦那を迎える妻のラストシーンがめちゃくちゃ良かった

 

この監督、怒りの人と同じらしい。なら順当に怒りでパワーアップしてるじゃん!と思って、ひとりごちた。

 

個人的には微妙な映画だったなぁ……出会い系に関する感覚とかもこの10年でだいぶ変わってしまったから、当時この作品が人気だった?という点は面白いと思う。時の流れが目まぐるしいね